モビットに一括返済する手順は?返済手数料と利息を抑えるための方法も解説

この記事を読んでいる人はSMBCモビットへの返済にある程度目途が立ち、一括返済を考えている人ではないでしょうか。

長期の返済は負担が大きくなるため、余裕があるときに一括返済をすることをオススメします

今回はSMBCモビットに一括返済する手順と、それにかかる手数料や利息を抑える方法を紹介します。

SMBCモビットに一括返済をしたい人に役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

Contents

SMBCモビットに一括返済するときの流れ

SMBCモビットに一括返済する場合は入金前に返済額を確認する必要があります。

「一括返済の額はコールセンターへの電話で確認できるの?」
「せっかく手数料を払って一括返済で完済したつもりだったのに、金額が不足していた…」
そうそう、完済するためには、日割り計算の利息も含んだ額を支払わなくてはいけません。

SMBCモビットの一括返済は毎月の決まった返済とは流れが異なり、手順を守らなければ完済できないので注意しましょう。

返済額は一括返済シミュレーションで確認できる

全額入金予定日の返済額は、Myモビにログイン後「一括返済シミュレーション」で確認できます。

利息は日々加算されるので、一括返済をする日を決めてから返済金額の確認を行わなければなりません

Myモビにログインするためには「ユーザーID」「インターネットパスワード」「生年月日」の組み合わせか「SMBCモビットカード番号または振込キャッシング番号」「暗証番号」「生年月日」の組み合わせを入力する必要があります。

ユーザーIDやパスワードが分からなくなっても、SMBCモビットの公式サイトで照会や再登録することはできます。

しかし、暗証番号が分からない人や完済を急いでいる場合はSMBCモビットコールセンターへ電話しましょう

一括返済の金額はコールセンターでも確認できる

営業時間内にSMBCモビットコールセンターに連絡すると、返済金額を確認できます

契約後のSMBCモビットコールセンター:0120-24-7217
営業時間 9:00~18:00

SMBCモビットコールセンターに電話かけると、返済金額だけでなく手続き方法も丁寧に教えてくれます。

SMBCモビットに一括返済の相談をしながら手続きをしたい人は、コールセンターに連絡することをオススメします。

返済口座または提携ATMに入金する

一括返済シミュレーションやSMBCモビットコールセンターで返済額の確認をしたら、銀行振込か提携ATMを利用して返済します

一括返済する銀行口座は、会員サービスのMyモビにある振込返済口座照会で確認しましょう。

SMBCモビットに返済するための口座は会員ごとに違うので、自分専用の口座番号をチェックしなくてはいけません。

また、銀行振り込みで返済する場合は、自分が利用している金融機関の口座が必要です。

ただしいずれの方法もほとんどの場合手数料が発生するので、一括返済の金額に手数料も合わせて準備してくださいね

特に銀行振込の手数料は提携ATM手数料よりも高額なので、希望しても銀行窓口でATMの利用を勧められる場合があります。

手数料がかからない一括返済の方法

三井住友銀行ATMとファミリーマートにあるマルチメディア端末のファミポートはSMBCモビットの返済に手数料がかかりません。

もし近くに三井住友銀行ATMやファミリーマートがあれば、そこからSMBCモビットに返済するのがオススメです。

また、通常では手数料が高い銀行振込でも、場合によっては手数料を節約できるチャンスがあります

例えば、楽天銀行やイオン銀行などのインターネットバンキングでは、利用条件を満たすことで他行振込手数料が無料になる特典を受けられることが多いです。

おまけにインターネットバンキングは、スマートフォンやパソコンでSMBCモビットに一括返済できるためATMに行く必要もありません。

自分の持っている銀行口座に手数料無料の特典がないか、確認してみましょう。

提携ATMの利用には手数料がかかるので注意

SMBCモビットの三井住友銀行ATM以外の主な提携ATMは以下の通りになります。

三菱UFJ銀行福岡銀行
セブン銀行親和銀行
イオン銀行熊本銀行
第三銀行ローソン銀行
プロミスATMセゾンカードATM

三井住友銀行以外の提携ATMは基本的に以下の通り、利用手数料が必要になります

返済金額手数料
1万円以下110円
1万円超220円

上記の手数料は利用回数ごとに発生します。

一括返済で注意したい点は、提携ATMごとに1回の利用上限額があるため金額によっては複数回分けて入金しなくてはいけないことです。

思いのほか手数料が高くなることも考えられるので、返済方法は慎重に選んでくださいね。

完済や残高の証明書はMyモビから発行できる

完済や残高の証明書はMyモビのPC版で、自分で印刷して発行します

MyモビPC版にログインし「取引履歴・残高証明書・契約終了のお知らせ」を選択すると確認と印刷が可能です。

完済証明書は「契約終了のお知らせ」から発行できますが、解約された翌日から60日間までしか確認できません

したがって、忘れないうちに早めに印刷するか画像として保存しておきましょう。

ATMからSMBCモビットに完済するときの端数の処理方法は?

毎月の返済には無かった1,000円未満の端数ですが、一括返済するときにはほとんどの場合に発生してしまいます

「提携ATMは硬貨を入金できないから、SMBCモビットに端数が払えないよね」
そうそう、硬貨を利用できる返済方法って限られていますよね。

しかし、ちょっとしたコツで提携ATMからSMBCモビットに端数まで支払えますよ。

多めに返済して後で返金してもらう

ATMで返済したい場合は1,000円単位で多めに入金すると、SMBCモビットから返金してもらえます。

例えば、返済額が87,560円であればATM利用料220円を足した額は87,780円なので、1,000円未満を切り上げてATMに88,000円を入金します。

この多く支払った「220円」はSMBCモビットの預り金として後からきちんと返してもらえるので、安心してください。

銀行の窓口から行う返済用口座への振込は返済額通りピッタリ入金することが可能ですが、手数料が高いのでオススメしません。

預り金の返済はMyモビメッセージを確認しよう

預り金が発生した場合は、Myモビメッセージで必ず確認しましょう

一括返済の預り金の返済方法は、次回借入時に相殺して返金されるか、SMBCモビットから銀行振込で返金されます。

一括返済後に預り金に関してSMBCモビットから連絡がきますので、忘れないようにMyモビを確認し手続きを行いましょう。

解約を検討するなら残高を1円も残さないようにする

SMBCモビットの借り入れは1,000円未満でも支払い義務が発生し、そのまま残しておくことはできません。

返済するまでは利息が発生し、端数を入金しないと一括返済にならないのです。

また、SMBCモビットを解約したい人は、残高を1円も残さないように完済しなければなりません

一括返済後は、SMBCモビットとの契約についてしっかり検討してから解約しましょう。

一括返済で利息はどれくらい抑えられる?

一括返済をする大きなメリットは、返済の負担を抑えられることが挙げられます。

「早めに一括返済すると、どれくらいお得なの?」
「一括返済でお得になるのが数千円くらいなら、毎月ゆっくり支払いたいんだけど」
そんな風に考える人もいるかもしれませんね。

しかし、一括返済は確かに利息を抑えられます。

借入金の利息は毎日加算されていくので、長期の返済は利息が増えて結果的に返済総額が大きく膨れ上がるためです。

では、利息はどれくらいお得になるのか、見ていきましょう。

通常返済と一括返済の利息の違い

毎月決まった返済額で支払った場合と一括返済した場合では、総支払利息にどれほどの違いがあるのか以下のパターンでシミュレーションしてみました。

10万円を18.00%で借り入れし、それを24か月で返済する場合を例に解説します。

通常通り24か月で払い終えると、利息の総額は、19,808円となるため総返済額は119,808円になります。

一方、返済60日目に一括返済をした場合、利息の総額は2,255円となります。そこに元金の10万円をプラスした102,255円が総返済額です。

したがって、借り入れ後24か月で返済した場合と60日で一括返済した場合を比べると、17,000円以上の差が付きます

インターネットの情報で、一括返済すると総支払額が減って返済とその後の生活が楽になるというアドバイスを見たことはありませんか。

しかし、臨時収入があった場合ならまだしも、この約17,000円の利息のために貯蓄を削ってまで一括返済する価値はあるのか検討してみてください。

利息を節約する方法は一括返済だけではありません。

毎月決まった返済額にプラスして、少し多めに返済する方法でも、返済総額を減らす効果はあります。

最低返済額以上の支払いは元金に充てられるため、利息を減らすことが可能です。

一括返済シミュレーションを利用して計画を建てよう

一括返済を検討している人は、SMBCモビット会員ページMyモビの一括返済シミュレーションを利用しましょう。

一括返済シミュレーションは現在のSMBCモビットの利用残高をもとに、一括返済予定日の完済額を自動で算出してくれます

一括返済以外の返済計画を立てるときも、SMBCモビット公式ホームページにある返済シミュレーションの活用をオススメします

例えば「2年後までに返済を終わらせたいけど、毎月いくら返済すれば良いの?」という場合は「毎月の返済額」から算出してみましょう。

「毎月1万円までなら支払いに充てられるけど返済はいつ終わるの?」という場合は「返済月数」を算出する方法からシミュレーションできますよ。

無理な一括返済にはリスクがある

一括返済をすると一時的に手元のお金が減ってしまうということも忘れてはいけません。

一括返済のために無理な節約をして食費を削ったり、クレジットカードや家賃の支払いが滞ったりするようでは本末転倒です。

SMBCモビットにこれまで通りの返済を続けた場合と、一括返済をした場合を想定して、今後の生活にメリットが大きい支払いをしましょう

一括返済後はSMBCモビットとの契約について考えよう

一括返済の後はSMBCモビットとの契約について、慎重に考えなければなりません。

「完済したなら、もう借りないように解約したいなぁ」
「SMBCモビットの解約は、ローン契約がなくなって良いことじゃない?」

SMBCモビットの契約を続けることや融資の解約には、それぞれにデメリットがあるからです。

次に解約する場合や契約を続ける場合のデメリットの具体例を紹介します。

完済して解約する場合のデメリット

SMBCモビットを解約するデメリットは、再度ローンを利用したいときに改めて申し込み手続きや審査を受ける手間があります

もちろん、これまでSMBCモビットを利用していたからといって審査が優遇されるわけではありません。

また、審査にとおっても前回の契約と同じ条件で借り入れができる保証はないのです

解約後に転職の経験や収入のダウンや他社借り入れがあると、SMBCモビットの再審査で与えられる借り入れ限度額が少なくなる可能性があります。

それどころか、そもそもSMBCモビットの審査にとおらないケースも考えましょう

借金はしないに越したことはありませんが、完済後にお金が必要なときにすぐに借り入れができないと不便に感じるかもしれません。

そのまま契約を続ける場合のデメリット

そのまま契約を続ける場合のデメリットは、他の金融機関の新規ローン審査に影響が出てしまいます

完済をしてもSMBCモビットとの契約が続けば、借り入れ可能枠が残ったままでいつでも借り入れができる状態です。

そのため、金融機関の審査ではすでに借りているものとして判断されます。
 
貸金業者は総量規制という法律で、契約者に与える融資可能枠は年収の3分の1以下と決められています。

この年収の3分の1以下の融資可能枠は、貸金業者すべてのローンを合わせて計算されるので注意しましょう。

また、銀行は貸金業者ではありませんが、申込者の返済能力に合わない過剰な貸し付けを防ぐため、総量規制を自主的に取り入れています。

特に住宅ローンを検討している場合、消費者金融と契約がある状態は審査において不利になります。

住宅ローンの審査落ちはその後のライフプランに大きな影響を及ぼし、自分だけでなく家族全体の問題になります。

将来具体的なプランが決まっている人は、SMBCモビットと契約を続けるよりも思い切って解約した方が良いかもしれません

SMBCモビットにはキャンペーンや無利息期間サービスがない

プロミスやアイフルなど他の大手消費者金融は無利息期間キャンペーンがありますが、残念ながらSMBCモビットにはありません

なるべく利息を節約したい人にとっては、SMBCモビットにキャンペーンがないことは大きなデメリットになってしまうでしょう。

特に30日以内に返済ができる目途が立っているなら、SMBCモビットの再契約よりも初回契約で無利息期間サービスが受けられるカードローンに申し込んでも良いかもしれませんね。

プロミスやアイフル、レイクALSAを利用する方がSMBCモビットの再契約よりも、かなりお得になります。

カードローンは、契約後のサービスも重視して選びましょう

まとめ

一括返済の手順や注意点を紹介しましたが、一括返済をすべきかはそれぞれの収入や貯蓄残高などの状況によって異なります

最も避けたいのは、無理に一括返済を行って手持ちの現金が減り、再び高額な借り入れをしてしまうというリバウンド状態です。

一括返済をしても家計に影響は出ないのか、シミュレーションを行ったうえで判断しましょう。

目先のことだけでなく、長い目で見て、最もメリットの大きい返済方法を選択してください。