SMBCモビットの返済に遅れるペナルティは?返済が難しいときの対処法も紹介

もしSMBCモビットへの返済遅れた場合、どのようなペナルティが発生するのでしょうか。

お金は借りたら必ず返さなければなりません。病気やケガ、その他の理由で返済が難しくなるということは誰にでも起こり得ます。

だからといって、そのまま延滞し続けるのは絶対にしてはいけません。きちんと対応すれば必ず解決できる道があるからです。

今回はSMBCモビットの返済に遅れるペナルティと返済が難しいときの対処法を紹介します。

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SMBCモビットの返済に遅れるとどんなペナルティがある?

SMBCモビットの返済に遅れるペナルティと言えば「個人信用情報にキズがつく」ということを思い浮かべる人も多いでしょう。

しかし個人信用情報にキズがつくとどんな不都合があるのか、具体的に理解している人は少ないかもしれません。

また督促の電話を無視するなど不誠実な対応を続けると、職場に連絡が来たり、最悪の場合裁判を起こされたりすることもあります。

SMBCモビットの返済に遅れた場合のペナルティを把握し、日頃から返済管理を徹底することが大事です。

1日でも遅れると遅延損害金が発生する

SMBCモビットの返済に1日でも遅れると、実質年率20%の遅延損害金が発生します。

例えば、借り入れ金20万円を返済日から30日遅れて返済した場合です。

(借入額)200,000円×(遅延損害利率)20%÷365日×(延滞日数)30日=3,287円

このように3,287円の遅延損害金が発生します。もちろんこの遅延損害金は借り入れ金額が大きいほど、延滞が長いほど膨れ上がります。
支払期日に遅れると、「元金+利息+遅延損害金」を支払います。

本来支払う必要のなかった無駄なお金が発生しますので、延滞をしている人は1日でも早く返さなければなりません。

しかしこの遅延損害金は返済が滞った場合のペナルティとしてはまだまだ序の口です。

SMBCモビットから追加の借り入れができない

返済が滞るとSMBCモビットに利用制限がかけられ、追加の借り入れができません。

返済ができていない契約者に対し、新たな貸し付けを行わないというのはSMBCモビットとして当然の対処といえましょう。しかし、、借金返済に苦しむ契約者にとってはかなりきついペナルティなのではないでしょうか。

カードローンは返済すれば再び追加の借り入れができるようになっています。ただし、これまでの返済状況によっては、返済してもしばらくの期間に利用制限がかけられることがあります。
一度失った信用力を取り戻すことは容易ではありません。

他社の借り入れやクレジットカードの審査に通らない

61日以上の延滞が続いた場合、個人信用情報に長期延滞としての記録が残り、今後のローン審査に大きく影響を及ぼします。

この61日以上の延滞は個人信用情報にちょっとキズがついたというレベルではなく、金融事故情報として記録が残り約5年から10年、ローンやクレジットカード、割賦支払いの審査に通ることが難しくなります。いわゆるブラックリスト入りです。

またローン会社やクレジットカード会社などは、定期的に個人信用情報を確認しています。、金融事故を起こしたと判明すれば現在契約中のクレジットカードやカードローンも強制解約になることが考えられます。
スマホの端末代を割賦支払い状況も個人信用情報に登録されているので、長期延滞すると端末代などを一括請求される可能性があります。

このように個人信用情報に記録が残るということは、新たな借り入れができないというだけでなく、返済や支払いを一括請求される場合もあるのです。

3か月延滞すると裁判沙汰になることがある

SMBCモビットからの督促を無視し続け、3か月延滞すると裁判沙汰になることもあります。
「たった3か月で?」と驚くかもしれませんが、それくらいの期間で実際SMBCモビットから訴えられた人は数多くいるようです。
裁判で訴えられると一括請求か差し押さえとなるので、その前に対処しましょう。。

差し押さえとなれば、毎月の給料の4分の1が強制的にSMBCモビットの返済に充てられることになります。また、給与の差し押さえですので職場に事情がバレてしまうことも考えられます。

SMBCモビットは貸金業法に基づいて威圧的な督促は決して行いません。しかし、それに甘えてズルズルと延滞を続ければ最終的にこのような事態にまで発展します。

家族がいる人はもう自分だけの問題ではありません。「無理だから」と返済から逃げるのではなくSMBCモビットとの交渉や専門家の力を借りてでも解決していかなければなりません。

返済期日までに返済できないときの対処法

返済期日までに支払いできないと分かれば、すぐに対策を取ることが大事です。
初動対応を適切にすることで、裁判沙汰にまで発展することは少なくなるからです。

またこちらが誠実な行動を起こせば、SMBCモビットも親身になって相談に応じてくれます。
したがって、SMBCモビットからの督促を無視するという行為だけは絶対にやめましょう。

次に返済に間に合わない場合の具体的な対処法について紹介します

SMBCモビットは約定返済日を変更できる

「とりあえず今月だけしのげれば大丈夫」という人は約定返済日を変更し、支払いを待ってもらいましょう。
約定返済日を延ばしたい場合、会員専用サービスの「Myモビ」から変更手続きを行うことができます。
「電話をかけて返済日の変更を依頼するのは気が重いな」という人にはありがたいサービスではないでしょうか。

もしMyモビから約定返済日の変更ができない場合は下記のSMBCモビットコールセンターへ電話してください。

SMBCモビットコールセンター:0120-24-7217(受付時間9:00~21:00)

ちなみにこの変更手続きは毎月の返済日を変えるというものでは変更した返済日と次の返済日の間隔が短くなります。

その点も考慮し、無理のない返済プランを改めて考えなければなりません。

間に合わないと分かった時点でSMBCモビットに連絡する

Myモビから返済期日の変更が可能ですが、直接相談したい、返済計画を一緒に考えてほしいという人は、オペレーター対応のコールセンターに連絡しましょう。

間に合わないと分かった時点ですぐに相談することがポイントです。

返済が遅れることを伝えると怒られるのではないかと不安になるかもしれませんが、丁寧に対応してくるので心配することはありません。

連絡した際は、支払いが難しい理由と、いつ支払いが可能か詳細な日付を伝えることが大切です。

あらかじめ連絡しておくことで、督促電話がかかってくることはありませんし、安心して返済に集中できます。

毎月の返済額をSMBCモビットに相談する

Myモビや電話で返済期日の変更を行っても遅延損害金は発生してしまいます。
しかしSMBCモビットに相談することで、事情によっては利息のみの返済も可能です。

利息だけでも支払えば延滞扱いにならないため、遅延損害金が発生することはありません。

ただ返済期日の変更や返済額の減額は一時的な対処法にすぎません。突発的な出費で今月の返済だけが難しいという人には有効な手段ですが、返済が見通せない、収入が減ってしまったという人は別の方法も考えましょう。

返済自体が難しいときは専門家に相談

「とりあえず今月を乗り越えれば大丈夫」「返済できる見通しがある」という人はSMBCモビットに相談することで対処ができますが、多重債務の状態や、収入が減って返済ができない場合は専門家に頼ることも大切です。

借金問題解決のための有効な手段として「債務整理」というものが挙げられます。
債務整理とは、借金を減額したり免除してもらったりすることで、借金問題の解決を図る法的な手段です。

債務整理を行うことで生じる不利益はもちろん存在しますが、借金から解放され人生の再スタートを切ることもできる方法です。

借金や債務整理の相談は、弁護士や司法書士だけでなく公的機関でも受け付けています。
具体的にどこに相談すればよいのかみていきましょう。

公的機関

弁護士や司法書士に相談するのはハードルが高いという人は、下記の相談窓口に相談してみることをおすすめします。
公的機関でも相談するには予約が必要な場合が多いので、事前にホームページで確認してください。

  • 法テラス

法テラスは国の管轄する法的トラブル解決のための相談窓口です。
条件を満たせばひとつの問題につき3回まで無料で法律相談に応じてもらうことができます。面談の他にもメールや電話でも相談できるため、とりあえず話を聞いてほしいという人はおすすめです。

債務整理などの実務は、法テラスから紹介された弁護士や司法書士が行います。その際の弁護士費用を法テラスが立て替えてくれるという制度もあるため費用面が心配という人も安心して相談できます。ただし、立て替えには条件あります。)

  • 市町村役場

私たちの身近な存在である市町村役場や地方自治体でも、借金の悩みを相談できます。相談自体はもちろん、無料で弁護士などの専門家が相談に応じてくれる場合もあります。

法テラス同様、解決のためには後日有料で弁護士と直接やり取りが必要となりますが、問題解決のための取っ掛かりとしては最も心理的ハードルが低い場所と言えるでしょう。
相談日は各市町村役場で異なりますので必ずホームページで確認してください。

  • 国民生活センター

借金問題を相談するために国民生活センターを利用している人もかなり多くいます。
国民生活センターは全国にある消費生活センターと連携し、消費生活に関する調査やあらゆる問題の相談窓口となっています。

借金の返済に悩んだ時や貸金業者とのトラブルが起きた際にまずは最寄りの消費生活センターに相談してみるのも良いでしょう。

  • 日本クレジットカウンセリング協会

日本クレジットカウンセリング協会は、借金に関する悩みについて無料で電話相談やカウンセリングを行ってくれます。

情報提供や解決策を提示してくれるだけでなく、任意整理であれば無料で対応してくれます

弁護士に依頼すれば費用がかかる任意整理を無料で行ってもらえるうえに、どうすれば家計を再建することができるのか専門家が親身になってカウンセリングしてくれるのもありがたいですね。

弁護士や司法書士に相談

1日でも早く借金問題を解決したいのであれば、直接弁護士や司法書士に相談するのも手です。

弁護士事務所や司法書士事務所でも、相談だけなら無料というサービスを行っている事務所もあります。
いくつか比較検討して信頼できる弁護士や司法書士を探してみるのも良いでしょう。

借金問題を解決するための手続きである債務整理には、「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」と4つの種類があります。弁護士や司法書士に依頼すると、
主に任意整理による解決を図ります。

  • 任意整理

弁護士や司法書士が直接貸金業者に減額や分割払いを交渉し、債務者の生活再建を目指す方法です。

  • 特定調停

裁判所が債権者と債務者を仲介し返済条件の合意成立を目指す方法です。

  • 個人再生

債務者が裁判所で手続きを行い、大幅に減額された借金を原則3年間で返済していく方法です。

  • 自己破産

債務者が裁判所で手続きを行い、借金を清算する方法です。一定の財産を処分しなければなりません。

自分一人ではどのような解決方法があるのか、知識がなければ限界があるので、信頼できる弁護士や司法書士と借金問題の解決を目指してもいいでしょう。

SMBCモビットの返済方法4つを確認しよう

SMBCモビットには口座振替、銀行振込、提携ATM、マルチメディア端末の4つの返済方法が用意され自分の都合に合わせて選択できます。

4つの返済方法にはそれぞれに特徴を確認してみましょう。
何となく今の返済方法を選んだという人も、この機会に他の返済方法に目を向けてみるのも良いかもしれません。

口座振替

口座振替は自分の口座から毎月自動的に引き落としされる返済方法です。わざわざ銀行や提携ATMに行く必要もなく、手数料もかかりません。
ついつい返済日を忘れてしまうという人には、もってこいの方法でしょう。
必ず前日までに口座残高を確認し、残高不足で引き落としができないということがないようにしましょう。

ただ、口座振替ができる銀行は、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行に限られます。これ以外の口座からは口座振替をすることはできませんので注意が必要です。

銀行振込

銀行の窓口やATMなどで振り込む方法です。銀行とインターネットバンキング契約をしていれば自宅からでも返済が可能です。返済用口座は契約者一人ひとり個別に用意されているのでMyモビで確認し口座番号を間違えないようにしましょう。

ネットバンキングを使えば便利である反面、銀行振込は提携ATM手数料よりも高い振込手数料がかかってしまいます。

また三菱UFJ銀行以外の銀行を利用する場合、振込時間帯や曜日によっては返済情報の反映が翌営業日になることもあります。そのため、、返済日を過ぎてしまうという延滞のリスクもあるので注意しましょう。

提携ATM返済

SMBCモビットには自社ATMがないので、全国の銀行やコンビニなどの提携ATMを利用して返済します。

コンビニであれば、ほぼ24時間利用できるので、口座振替には対応できない、なかなか銀行振込に行く時間がない、という人でも返済に困ることはないでしょう。

提携ATMの中でも三井住友銀行からの返済であれば手数料無料になりますが、それ以外の提携ATMからの返済は1万円以下の場合は110円、1万円をこえると220円の手数料がかかります。曜日や時間帯によってはメンテナンスにより休止となっている場合もありますので注意しましょう。

コンビニのマルチメディア端末

コンビニのマルチメディア端末を利用すれば、24時間いつでも手数料が無料で返済できます。手続きも簡単で、端末で操作し印刷された用紙をレジに持っていって支払えば完了となります。

マルチメディア端末はファミリーマートの「Famiポート」とローソンの「Loppi」が利用可能でしたが、2020年3月末でLoppiが取り扱い終了となったため現在はFamiポートのみとなります。

返済できる場所は限られていますが、普段ファミリーマートによく立ち寄るという人はぜひ利用してみてください。

SMBCモビットの口座振替の注意点

対象となる銀行口座を持っていれば、自動的に引き落とされるので、返済忘れを回避することができます。

例え1日でも返済を忘れてしまうと遅延損害金が発生し、短期間の返済忘れを何度も繰り返すとSMBCモビットの利用制限がかかってしまうおそれもあります。

このような事態を引き起こさないためにも返済方法として口座振替を検討したいところですが、口座振替にもいくつか注意点があります。

残高不足の場合はコールセンターに連絡しよう

口座振替で返済する場合、前日までに口座にお金を入金しておきましょう。返済期日に引き落としができなかった場合は、再振替をしてもらえませんので延滞が発生するおそれがあります。

残高不足で引き落としができなかった場合は、念のためにコールセンターに連絡しておく方が安心です。こちらから連絡しておくことで返済する意思があることを伝えられますし、督促の電話がかかってくることもありません。

口座振替ができなかった場合は銀行振込もしくは提携ATMで返済します。信用を落とさないために一刻も早く返済しましょう。

返済日が休日の場合は引き落しが翌営業日になる

SMBCモビットは5日、15日、25日、末日の中から自分の都合に合わせて返済日を選択できます。

返済日が土日祝日などにかぶった場合、引き落としが翌営業日となります。

例えば返済日である15日が土曜の場合、引き落としは17日の月曜日になります。
土日の間にうっかり出金して残高不足にならないようにするためにも、毎月カレンダーで返済日の曜日をチェックするようにしてください。

こまめに返済シミュレーションを利用しよう

お金を借りるのは一瞬ですが、返済は長期に渡ることが多いです。返済する間に身の回りの状況が変わりこれまで通りの返済が難しくなるということも想定されます。

だからこそこまめに返済シミュレーションを行い、返済計画を適宜見直すことも大切です。
返済シミュレーションはSMBCモビットの公式ホームページに掲載されており、入力も非常に簡単で「毎月いくら返済しなければならないのか」、「完済するまでにどれくらいかかるのか」ひと目で分かります。

また返済についてもっと考えたいという場合はお金のプロであるSMBCモビットのスタッフに相談することもおすすめです。無理のない返済プランを一緒になって考えてくれるでしょう。

まとめ

SMBCモビットの返済に遅れないためには、返済管理の徹底と定期的な返済プランの見直しが重要です。それでもなお返済が困難になるリスクは誰しも持っています。
返済できなかった場合は、にSMBCモビットからの督促を無視することだけは絶対にやめてください。自分一人ではどうすることもできないときはSMBCモビットに相談する、や専門家の力を借りて必ずやり直せます。
常に身の丈にあった借り入れを心がけ、上手にSMBCモビットを活用していきましょう。